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救急外来の看護師への転職をするときに、チェックしたいポイント4つ!
救急外来と一言で言っても、病院毎によって働き方は大きく違います。
「思っていた救急外来と違う…」と後悔しないために、チェックしてほしいポイントをお伝えします!
目次 [目次を隠す]
チェックしたいポイント①・・・救急外来の規模
一言で救急外来と言っても、施設ごとに受け入れる規模がまったく違います。規模の違いごとに応じて注意点があります。
1次救急、2次救急、3次救急
病院ごとに受け入れ可能な範囲に応じて1~3次救急を掲示しています。
大まかに分類すると、1次救急は軽症患者(帰宅可能患者)に対する救急医療、2次救急は中等症患者(一般病棟入院患者)に対する救急医療、3次救急は重症患者(集中治療室入院患者)に対する救急医療を提供しています。
なかには、2次救急を掲げているが3次救急まで受け入れる2.5次救急と言われる病院もあるので、実際にどの程度の受け入れをしているのか確認しなければいけません。
また、2次救急だが外傷系は一切受けないなどの病院もあります。
私が新卒で入職した救急外来がそうでした。私の場合、スキルアップのために結局転職することになりました。
救急看護に興味をもって転職したのに、充分な症例が経験できなかったということになりかねないのです。
救急外来の受け入れ規模は、勤務の忙しさやスキルアップに大きく影響することなので、実際の受け入れ体制は細かく確認することをお勧めします。
搬送件数
救急外来への転職を考えるならば、年間の搬送件数の確認をしてください。
忙しさの指標になりますし、より多くの受け入れをしているということは、看護師として多くの症例を経験できることになります。
年間1万件を超える受け入れをしていた病院であれば、約30件/日程度の搬送があります。これくらいの数になると、常に患者が運ばれてくるので、とても忙しいです。
搬送件数が多いと、忙しすぎてキャパオーバーすることもありますので、自分の希望する働き方と照らし合わせて考えてみてくださいね。
ER型か、各科相乗り型か
各科相乗り型では、各診療科の医師数人が当番制で救急外来の診察をし、必要に応じて当番医が治療介入していきます。
一方ER型では、診療科関係なく、救急医がすべての患者の初期診療を行います。その後、専門的な治療や入院が必要な場合、担当科に振り分け専門医による治療を行う形式をとります。
各科相乗り型では、当番医次第で、受け入れに制限がかかる場合があります。例えば、外科系の医師として泌尿器科医師や皮膚科医師が当番になっていて、やや重症な骨折疑いの患者の受け入れをしぶるなんてことがあるのです。
また、同じ診療科の受け入れが重なると受け入れが厳しいこともあるのです。
ER型では、救急医が受け入れますので、病院が掲示している診療科に該当する患者であれば受け入れ可能なのです。
また、ER型では看護師のトリアージが必要になりますので、救急看護のスキルアップを目指しているのであれば、ER型がおすすめです。
チェックしたいポイント②・・・勤務形態、勤務状況
病院によって働き方は全く違いますので、しっかりと確認しなければいけません。
勤務形態
看護師が転職でまず確認することの1つは、勤務形態だと思います。夜勤体制(2交代か3交代か)、日勤帯・夜勤帯の看護師の人数は気になりますよね。
救急外来は、一般的な病棟と比べやや特殊なので、詳細に確認しないといけません。
多くの受け入れをしている救急外来であればまずないとは思うのですが、あまり受け入れがない病院では、医師・看護師・医療事務各1人体制で夜勤をすることがあります。
このような状況で重症な患者を受け入れることになった場合を考えるとぞっとしますよね。
また、救急外来専任なのか、他科兼任なのかも確認したい点です。日勤帯は一般外来や内視鏡室配属で、夜勤帯が救急外来ということもあります。
さらに、自分は救急外来専任でも他科兼任の看護師とシフトが組まれる救急外来もあります。その場合内視鏡室看護師や手術室看護師は、緊急手術が必要になると、当直のようにそのまま手術や内視鏡介助に出て行ってしまいます。
つまり、最悪の場合、残された救急外来看護師1~2人で救急外来をさばかないといけない状態になることがあるのです。
過度に負担がかかる救急外来で働くことを避けるためにも、しっかりと確認してほしいと思います。
勤務状況
勤務状況で必ず確認してほしい点は、実質の残業時間です。救急外来は、忙しい部署ですので、病棟のように勤務交代で引き継げない場合があるのです。
また、救急搬入が多い病院では、患者の引継ぎができても、勤務帯に受け持った救急車のカルテ記載が追い付かず、いつも残業しているということもあります。
その他に、実際の夜勤回数も確認したい点です。
救急外来は、24時間いつでも患者を受け入れる体制をとるため、日勤帯と看護師配置があまり変わらず夜勤が多いことがあります。
私も、月3~5回程度しか日勤がないことがありました。家庭を優先させたい旨を伝え、その後減らしてもらいましたが、正直かなりつらかったです。
実際の働き方を確認しておかないと、後々「こんなはずじゃなかったのに」ということになりかねません。
チェックしたいポイント③・・・業務内容
救急車を受ける、外来の対応をするなどと言った業務内容は、どの病院もほぼ同じだと思います。しかし、病院毎の勤務体制やシステムによって業務内容に違いが出てきますので、確認したい点だと言えます。
先に説明した通り、ER型の救急外来ではトリアージという役割が必要になってきます。
また、内視鏡のオンコールがない病院では、最低限の緊急内視鏡の介助を救急外来看護師がしなければならないこともあります。
様々なスキルを吸収したい看護師には良いですが、業務量が多いと覚えることが多いため大変だと言えるでしょう。
あまりよくない言い方をすると、救急外来看護師が何でもしなければいけない風習の病院もありますので、その場合、看護師がキャパオーバーしかねないのです。
チェックしたいポイント④・・・フォロー体制、教育体制
既卒の看護師でも救急外来への転職となると、「私に救急外来で働けるだろうか…」と不安になると思います。特に、初めて救急外来で働こうとするならなおさら気になるでしょう。
そのため、既卒看護師にもプリセプターを付けてくれるか、フォローがしっかりあるのかという点はしっかり確認してほしいと思います。
中途採用者にもラダーを適用して教育体制を整えてくれる病院もありますし、院内・院外研修に積極的にサポートをしてくれる病院もあります。
スキルアップのための勉強ができる体制があることは嬉しいですよね。
まとめ
いかがでしたか?救急外来は、病院によって働き方が大きく違うので、転職を考えている看護師さんは、しっかりとこの4点を確認しないといけません。
しかし、直接病院に聞きにくいこともありますよね。そんなときは転職サイトがおすすめです。
担当コンサルタントに相談すれば、直接聞きにくい点も確認してくれます。救急外来の求人も多く扱っていますので、自分の条件に合った救急外来に転職できますよ。
執筆者情報
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