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救急外来を受診する小児に対して求められる看護師の役割とは?

救急外来には様々な患者が受診します。

多岐に渡る診療科の患者が受診するのはもちろん、患者の年齢もバラバラなので、小児の受診も多くあります。

「小児科って専門性が高いから、救急外来でも特別なスキルとか知識が必要なのかな?」「救急外来は小児の知識も必要だけど、小児科未経験の私でも働けるのかな…」と考えた方もいるのではないのでしょうか。

そこで、救急外来での小児に対して求められる看護師の役割や、救急外来での小児に関するスキルアップに関する情報をお伝えします。

救急外来の看護師に小児の対応力がなぜ必要なの?

最初に述べたように、救急外来はすべての診療科の患者が受診します。受診する患者の年齢もバラバラです。

そのため、救急外来の看護師には新生児から高齢者まで幅広い患者の対応が求められます。

そんな救急外来の看護師には、緊急性や重症度を見極め迅速に処置・介助できるスキルが求められますが、それらだけでは対応できません。

特に小児の受診に関しては、入院を必要としない軽症な患者の方が多く、緊急性はないものの突発的な発熱や嘔吐に驚き、家庭で対処できずに時間外に駆け込んでくるケースがよくあるのです。

これには、核家族化が進み、育児経験のある家族のフォローを受けることができず、子供の突発的な病気に対して充分に対応できない背景があります。

実際、トリアージの際に、全身状態は良く緊急性がないと感じられる場合でも「熱があるのに何ですぐに見てくれないの!?おかしいんじゃない?」と訴えてこられる保護者もいました。

このように救急外来の看護師には、子供の重症度や緊急度の判断や治療の処置介助のスキルだけではなく、保護者の訴えや不安に対応するスキルも含めて、小児患者への対応力が必要となるのです。

救急外来での小児に対して求められる看護師の役割

では、救急外来を受診する小児に対して、看護師として、具体的にどのような役割が求められるのでしょうか。

トリアージ

時間外の救急外来を受診する小児の多くは軽症患者だと言われていますが、その中に重症化する可能性の高い緊急性のある小児が隠れていることがあります。

また、小児患者は大人よりも予備能力が低く、症状の変化が早いため重篤化しやすい特徴があり、トリアージが果たす役割はとても大切だと言えます。

小児のトリアージでは、年齢にもよりますが、症状や苦痛を的確に訴えることができないため、大人のように症状をくみ取ることが難しいです。

年齢・発達・成長に差がありバイタルサインの正常値が異なることも踏まえたうえで、保護者が訴える症状や全身状態とあわせて評価する必要があります。

保護者の不安や訴えに寄り添うこと

救急外来での小児に対して求められる看護師の役割として、保護者の不安や訴えに寄り添うことが挙げられます。

上記で述べたように、育児経験のある家族のフォローを受けることができず、子供の突発的な病気に対して取り乱してしまう保護者が多くいます。

ある程度育児経験があったとしても、大事なわが子が体の不調を訴えることに対して「何か悪い病気なんじゃないか?」と不安になるのは当然です。

また、子どもは自分自身の体の不調について的確に訴えることができないため、保護者の訴えが大切になります。

たまに問診のときに言われることですが、保護者の「うまく伝えられないけど、いつもと何か違うんです」という言葉は、あなたならどう感じますか?

この言葉は決して雑に聞き流していいものではないのです。

日頃から常に接している保護者だからこそ気付くことであり、実はとても大切なサインなのです。

救急外来の看護師は、子どもだけでなく保護者も安心できるように働きかけ、診察や治療に活かせるような情報を知ることも大切な役割だと思います。

虐待などの発見のきっかけとなること

様々なことがきっかけで虐待は発見されることがありますが、救急外来も虐待を発見する場の1つです。

特に、看護師はトリアージや問診の際に患者と最初に接するので、異変に気付きやすい立場だと言えます。

受傷理由がはっきりしない外傷や、明らかにつじつまの合わない説明を受けることが多いのです。

全ての患者を疑ってかかる必要はありませんが、そのような虐待のケースもあることを理解し接することで、早期発見につながるのです。

今後、適切な社会資源につなぐきっかけの1つとして大切な役割だと言えます。

救急外来の看護師に役立つ小児についての資格・研修

救急の看護師に役立つ小児に関する資格や研修があるので、スキルアップしたいと考える方は参考にしてみてください。

PALSプロバイダーコース

日本ACLS協会が主催しており、病院内外での小児の緊急事態に対する二次救命処置を学ぶ2日間のコースです。

乳児、幼児の呼吸、循環系に関わる緊急病態や心停止の評価と管理を学び、 重度の疾病あるいは外傷を負った小児に対する救命、治療スキルの向上を目的としています。

BLSヘルスケアプロバイダーコースもしくはPEARSプロバイダーコース履修していて、

AHAガイドライン2010に準拠した質の高いCPRが行えることが受講条件です。

PEARSプロバイダーコース

日本ACLS協会が主催しており、病院内外での小児の緊急事態に対する救命処置、特に小児の病態の評価を中心とした1日間のコースです。

乳児、小児に対する救命のための初期評価を的確にできるようになる事を目的としています。

PEARSはPALSコースの中に盛り込まれた初期評価を重点的に学ぶ事が出来るよう設定され、PALSコース受講を希望される方のプレコースとなっています。

医師、看護師、救急救命士、その他メディカルスタッフであり、AHAガイドラインに準拠した質の高いCPRが行えることが受講条件です。

小児救急看護認定看護師

日本看護協会の認定看護師制度の1つに小児救急看護認定看護師があります。

小児救急看護認定看護師資格を得るためには、看護師経験が5年以上あり、そのうち通算3年以上、救急看護分野または小児看護分野での看護経験が必要です。

その上で、小児救急患者・家族の看護を5例以上担当した実績があり、現在、救急看護または小児看護に携わっていることが望ましいとされています。

その後、認定看護師教育機関において6ヶ月以上(総時間615時間以上)の研修を受け、認定審査(筆記試験)に合格しなくてはいけません。

各専門分野のプロフェッショナルと認められる認定看護師資格なので、大変な道のりですね。

※ちなみに…

もっと気軽に小児の知識の勉強がしたいなら、各出版社開催のセミナーも多く開催されていますよ。

様々な講習やセミナーを活用しながら、知識や技術の向上に役立ててください!

小児科経験がないけど、救急外来の看護師として働くことはできる?

結論からお伝えすると、小児に関して全く知識や経験がなくても救急外来で働くことは出来ます!

だって新人でも救急外来へ配属されることが可能ですからね。

救急外来に入職していきなりトリアージをすることはありませんし、働きながら救急外来の勉強をする中で、小児についても学んでいくので大丈夫です。

私自身も救急外来へ配属されたとき、小児の処置は未経験でしたが、勉強しながら多くのことを学び経験させてもらいました。

要するに、学ぶ姿勢があれば問題ないと思います。

小児の経験がないからと言って、むやみにしり込みする必要はありませんよ。

まとめ

救急外来での小児に対して求められる看護師の役割や、救急外来での小児に関するスキルアップに関する情報をまとめましたが、いかがでしたか?

小児科経験がなくても救急外来で働きたいと考えているもしくは、救急領域の小児看護をもっと学びたいと考えているなら転職サイトがおすすめです。

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